S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーW ファングジョーカー
<2010年5月29日・3,150円・バンダイ>
セット内容。
フィギュア1体・各種手首・セイバー3種
仮面ライダーW ファングジョーカー
ファングメモリとジョーカーメモリで構成されるWの変身バリエーションの1つ。
前後写真でプロポーション検証。
これまでと同様、Wシリーズの共通素体がベースとなっているように見えますが、
全体がトゲトゲしいデザインに変更されているため、多くの部分が新規造型パーツになっています。
腕や脚がトゲのおかげで若干太くなっていたり、頭部が少し大きくなっていたりと
これまでの細身(Wはシリーズの中では太い方ですが)な身体や小さすぎる頭部といった不満が解消されていて、
パワフルなファングジョーカーのイメージとしても最適なかっこよいプロポーションになっていると思います。
横から。
左半身のジョーカーボディの黒は成型色ですが、ツヤ消しが吹かれているようで(胸部・腹部が顕著)
サイクロンジョーカーの黒よりも見栄えが良くなっています。
一方右半身のファングボディの白は、流用パーツのみ塗装され、全体に光沢が吹かれています。
そして注目すべきは関節の色。 これまでは黒一色で統一されてきましたが、
見ての通りファングボディに白い関節(成型色です)が使用されています。
白のみ特別に作れたのか?と思いましたが、最近発売されたアクセルにも赤関節が使われていましたし、
何だかよく分かりませんね。
ちなみに今回、背景を新しくしてみました。
手元にある白と黒の背景紙ではどちらも色が溶け込んでしまいますからね…。
頭部は完全新規造型。 前述した通りこれまでより若干大きめのサイズになっています。
美しい大きな複眼もさることながら、アンテナパーツが正しい角度になっていたり、
額のOシグナルがクリアパーツ製だったりと、全く不満点の無いスキの無い完成度に感動。
腕や脚の鋭くとがったデザインも忠実に再現されています。
Wドライバー。 もちろんファングメモリが装填された状態で造型されています。
細かいディテールや塗装は省略されていますが、このサイズなら十分かと。
ちなみに残念ながらタクティカルホーンは無可動です。
手首パーツ一覧。
握り手、平手、武器持ち手(2種)、変身ポーズ用が左右。
右のみファングジョーカーの決めセリフ用の指差し手が新規造型で付属します。
「うおおおーーー!!」
変身完了と同時に雄叫びを上げる。
初期の頃はファングメモリのパワーを制御できず、意識を無くして暴走した。
「さあ、お前の罪を…数えろ!」
ファングジョーカーの戦闘スタイルを再現する、各種セイバーパーツ。
左から、ショルダーセイバー・アームセイバー・マキシマムセイバー。
どれもアーマーパーツと一体になって造型されています。(ショルダーセイバーのみ分離可能)
それぞれ該当するアーマーパーツと交換して取り付けます。
「アームファング!」
手首を外して通常のリングとアームセイバーを交換します。
ファングメモリのタクティカルホーンを1回弾き、右手首にアームセイバーが出現した状態を再現。
こういった突起物が片方のみ、というのは新鮮。
ちなみにタクティカルホーンを弾くポーズを取る際の手首ですが、変身ポーズ用の手首がピッタリです。
「ショルダーファング!」
通常の右肩アーマーを取り外し、ショルダーセイバーに換装。
ファングメモリのタクティカルホーンを2回弾き、右肩にショルダーセイバーが出現した状態を再現。
ショルダーセイバーは取り外しが可能。
残念ながら肩アーマーに付いた状態では手が届きません。
武器持ち手は2種類ありますが、どちらでも持たせられますので好きな方を選んでよいと思います。
手に持ってナイフのように扱う。
取り外しギミックが採用されたのはありがたいので贅沢は言えませんが、
個人的には手持ち用のシュルダーセイバーは別造型にして大きくして欲しかったです。
今のままだとちょっと迫力ないですよね。
ブーメランのように投げて攻撃することも。
「ファング! マキシマムドライブ!!」
右足を引き抜き、通常のリングとマキシマムセイバーを交換します。
ファングメモリのタクティカルホーンを3回弾き、右足首にマキシマムセイバーが出現した状態を再現。
「ファングストランザー!」
写真では普通のとび蹴りみたいになっていますが、本来は横回転しながらのキックです。
以上、S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーW ファングジョーカーでした。
前述した通りとにかくプロポーションが素晴らしいですね。
基本フォームと違い新規造型部分が多いことが幸いしたものと思いますが、
ここまで理想的なスタイルを実現したフィギュアーツは全シリーズの中でも少ないです。
可動に関しても優秀なWシリーズなので折り紙付き、オプションも全く不満なし。
正にスタイルと可動を極めた、フィギュアーツの傑作と言えるでしょう。
<2010/7/26 UP>