<2007年6月2日発売・6,825円・タカラトミー>
ビークルモードはケンワースW900トレーラーヘッド。
一見、ロボットに変形するとは思えないほどの完成度。
電池は単3乾電池2本使用。 左右のタンクが電池ボックスとなっています。
電池は最初から付属してますので、気にする必要は無いかもしれません。
スイッチを押すと、プー、ププーとクラクション音が鳴り、ウインドウ内が発光。
オートボット、ビークルモードで集合。
こうして並べると、サイズ対比はかなり劇中に近いことが分かります。
オプティマスプライム、ビークルモードからロボットモードへ変形。
ボンネットの左右のパネルを90°開きます。 上部のパネルを180°開いてたたみます。
フロントグリルを左右に開いて分割します。
バンパーを左右にスライドさせると、連動してヘッドライトが動きます。
更に90°下へ回転させると、連動して上部のパーツが回転して、ロボットモードのつま先になります。
これらは“オートモーフ機構”と呼ばれるもので、劇場版トランスフォーマー玩具の特徴となっています。
先端を90°折り曲げてロボットモードのカカトになります。
トレーラー前部を下へ回転させます。
同時に後部車輪部分を左右に分割し、下へ回転。
前後を合わせ(まだジョイントには繋げません)、折り畳んだボンネットを上へ動かします。
連動してスネにディテールが出現しますが、これはオートモーフと言えるのかな?
下半身を腰のブロック(○で囲った部分)ごと上に90°回転させます。
腰ブロックはそのままに、下半身のみを下に90°回転させます。
トレーラー後部(ロボットの腕になる部分)を左右に分割し、前方へ回転。(現段階では、途中までしか回転できません)
サイドのパーツを後方に90°回転。
タンク部ごと90°上に回転させます。
左右のパネルを起こし、180°前方に回転させて、背中に固定。
一応、固定する為の突起がありますが、ジョイントと呼ぶには頼りないものです。
しっかり固定できないので、すぐ外れてしまいます。
トレーラーの後部車輪部を、アームを折り畳んで腿の後ろに固定します。 パチッとしっかり固定できます。
腕を前方まで回転させ、ジョイントで固定。
このジョイントが非常に小さめで弱々しく、遊んでいるとすぐ外れてしまいます。
もう少ししっかり固定出来るようにして欲しかったです。
両脚はそのままに、腰のブロックのみを90°上に回転。パチンとジョイントに固定します。
腕のカバーを開いて、手を回転させて出し、カバーを閉じます。
画像のように親指を動かし、拳の形にします。
腕を左右に開きながら、下ろします。
青い肩パーツを右写真の位置に動かします。
グレーのパーツを90°起こします。
再びオートモーフ機構。 矢印が差す部分を押すと…。
胸パーツの展開と連動して頭部がせり上がり、
ピキュウゥーーン…バシュバシュン!というサウンドとともに、目と胸が発光します。
これはかなり病み付きになるギミック。 面白いです。
さすがに映画通りの再現をするのは無理だったようで
変形パターンもプロポーションも玩具的アレンジが施されています。
(それでも各部パーツの形にCGモデルを意識してるのがわかります)
その変形ロボットらしい風格漂うスタイルには、CGロボットとは違ったかっこよさがあります。
変形パターンは結構複雑なので、慣れるまでは難しいと思います。
しかしオートモーフ機構が楽しいですし、変形の手助けにもなっているので飽きさせません。
変形ロボット玩具として、非常に高レベルにまとまっている商品だと思います。
頭部アップ。 CGと違い、かなりヒロイックな顔にアレンジされています。
かっこいいですが、顔だけ見ると映画版オプティマスプライムと分からないかも。
指は、中指と薬指のみ繋がっていますが、あとは独立して可動します。
両脚後ろの車輪パーツを折り曲げることで、脚にポーズを付けることが可能です。
特に無くても変形には支障が無い部分なのですが、可動の為に取り入れたのでしょうか。
右腕のレバーを矢印の方向にスライドさせることで、イオンブラスターを装備。 ミサイルを発射出来ます。
変形はもちろんのこと、武器の装備に至るまで取り外し無しに拘るタカラトミーの意欲には感服します。
映画では背中から取り出していましたが…。
可動範囲。
首がボールでは無い、腰や手首が回転しないこともあって
理想通りのポーズを取るのはなかなか難しいですが、
複雑な変形をこなすロボット玩具で、ここまで動けば十分だと思います。
とにかく実際に遊んでみて、その楽しさがわかる商品だと思います。
個人的には(全部遊んだ訳では無いですが)歴代司令官の玩具でもトップクラスの出来かと。
値段が高めなので手が出し難いでしょうが、その価値は十分あると思います。
赤いのが欲しい方は、店頭がナイトウォッチばかりになってしまう前に、早めの確保を。
<2007年12月24日UP>