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鉄道むすめ〜鉄道制服コレクション〜 PLUS+01

<2011年5月27日発売・各945円・トミーテック>

鉄道事業者の様々な職種の制服を着たオリジナルキャラクターフィギュア、“鉄道むすめ”から
新たなシリーズが誕生。 その名も“鉄道むすめPULS+(プラス)。
キャラクターデザインは、旧シリーズから引き続きイラストレーターのみぶなつき氏が担当。

フィギュアサイズを従来の約9センチから約12センチにアップ、
表情の差し替えギミックを搭載、ボールジョイントで首の可動が可能となりました。

新シリーズのスタートを切る第1弾からは、3人の新規キャラクターがラインナップ。
左から、「倉敷みずほ」、「岩瀬ゆうこ」、「川越あさか」。
その他、この3人のバリエーション3種、シークレットが1種の合計7種類になります。
ちなみにシークレットはシリーズではお馴染みのキャラ、「栗橋みなみ」でした。

販売は従来どおりのトレーディングフィギュア方式で、中身が分からない仕様となります。
1BOX6個入り。 全7種なので、1BOXで全種は揃いません。
私はBOXを購入しましたが、シークレットが出て、川越あさかのバリエーションが出ませんでした。

商品の基本仕様。
フィギュア1体、ベース、交換用顔パーツ1種、キャラクターカードが基本セットになります。
その他、制帽や鞄など、キャラクターにより異なるオプション品が付属します。

首は今回からボールジョイント接続になっており、角度を変えることが出来ます。
交換用顔パーツの交換方法は、髪を前後で割り、顔パーツを挟み込むという他メーカーでもお馴染みの方式。
その際ボールジョイントの受け側が分割されるため、首の接続が緩くなることがありますが、
その場合は前後からしっかりと押し込んでやりましょう。

大きさ比較。
左写真は、従来の鉄道むすめシリーズと比較です。
右が通常シリーズ、左が「特別快速」というプライズ景品。

右は他社のフィギュアと比較したところ。
S.H.フィギュアーツやフィグマより少し小さめです。
もう少し大きければスケールが合いましたね。

倉敷みずほ

業務:列車事業本部 大阪列車営業支店 新幹線パーサー
事業者:株式会社ジェイアール西日本 フードサービスネット
(キャラクターカードより)

名前の由来は「新倉敷駅」と「新幹線みずほ」から。

職業は新幹線パーサーということで、新幹線のアテンダントさんですね。
社内のワゴン販売を中心に、お客様に快適な列車の旅をサポートするお仕事。
九州新幹線と直通運転を始めたばかりの山陽新幹線に乗務という設定が非常にタイムリー。

イラストの顔がすごく好みなのですが、フィギュアではあまり似てないのが残念。

フィギュア全身。
黒いシャツに黒スカート、おまけに黒髪と黒尽くしのキャラ。 渋いです。
半袖だから、夏服でしょう。
服は基本塗装されていて、成型色は肌部分のみ。
イラストではスカートに縦ラインが入っているのですが、フィギュアでは省略されていて残念。
鞄は別パーツになっていて、左腰にダボで固定されています。

ベストショット。 目線が左なので、やはり左からのアングルが正しいと思います。

頭部アップ。
表情差分は、クチが少し開いてるのと、閉じ口。
正直あまり差が無い…。 目は全く一緒だし、表情も同じだし。
表情を差し替えられるようにするなら、もっと違いを出してもらいたいところ。

髪型はポニーテール。 髪留めがカラフルです。
サイドにはヘアピンも造形してあります。
スカーフもカラフルですね。 髪留めはこれに合わせてるのかな。
名札には写真からは判別できませんが、「倉敷」と書かれています。 いや肉眼でも厳しいですが。
手前の白いカードは社員証? “JR”の文字は何とか読めますが、他は無理(笑)。
左胸の2本の白線は、カードを下げている紐ですね。 どちらも身体と一体成型です。

鞄。 完成度はかなり高く、金具の表現とか素晴らしいです。
かなり大きめですが、いつもこんなのを下げてるんでしょうか。 重たそうです。

バリエーション(右)。
スカーフの結び方が違うだけで、他は全く一緒。

アップで。
こんな些細なバリエーションじゃつまらんなー、とか思いましたが、
公式の紹介文で、“オシャレに敏感で、スカーフの巻き方を色々と工夫している”
と書かれていて、あっさりと納得しました(笑)。
というか、こういうの巻き方って決まってないんですかね?

岩瀬ゆうこ

業務:ポートラム アテンダント
事業者:富山ライトレール株式会社
(キャラクターカードより)

名前の由来は、「岩瀬浜駅」と、同社マスコットキャラクター「とれねこ」の「ゆうくん」、「ここくん」から。
由来は凝っていますが、名前は普通になっちゃいましたね(笑)。

ポートラムとは、2006年4月に開業したばかりの富山ライトレール富山港線の路面電車の愛称。
そこでアテンダントとして働いているのが岩瀬ゆうこ(という設定)です。

公式サイトのキャラデータ。
大家族の末っ子である。→富山の平均世帯人数は他県に比べ多いようです。
愛情いっぱいで育った分、周囲にとてもやさしい。→福祉の仕事を志すだけあります。
介護福祉士の資格所持者。→バリアフリーに特化したポートラムを受けての設定かと。
ネコ好きで、ネコの言葉が分かる。→公式マスコットキャラクターがネコだからですね。 ちょっと天然キャラ?

これだけ設定作りこんでいると、是非とも小説か漫画でストーリーを作って欲しくなります。
福祉の学校に進学した後、ポートラムアテンダントの仕事を選ぶ流れとか、読みたいですね。

フィギュア全身。
白いシャツにグレーのベスト、黒いキュロットスカートという服装。
地味な色の組み合わせですが逆にそれがリアルを感じさせます。
長袖だから冬服だと思うんですが、上着はないんでしょうかね。
制帽は脱帽可能。 鞄は別パーツですが腰に接着されており、取り外せません。

ベストショット。 目線が左ですから、アングルも左で。
制帽のつばをつかんでますから、ちょっと首をかしげて。
これはもうアイドルポーズですね。
カメラマンに「ポーズとってくださーい」と言われて「はぁーい☆」みたいな(笑)。

頭部アップ。 イラストと似ているとは言い難いです。
出来れば眉の短さとか特徴的なのは準拠して欲しかったですが、かわいいのでOKかと。
表情差分は右目のウインク。 大分違う表情になりますね。 はっちゃけてます。
ちなみに眉と閉じ目は立体です。 写真では分かりにくいと思いますが、
肉眼ですと結構気になります。 フラットの方がかわいいと思う。

脱帽。 鉄道むすめは帽子を被っているキャラが多いので、楽しみの一つになっています。
これだけでまた鉄道むすめの違った表情が見れますからね。
ちなみに以前は接着されていることが多く、されていなくても頭にダボが残ったりして
脱帽しても萎えるだけでしたが、今はダボなしに改善されました。
ただし脱げやすくなったのがネック。
帽子の内部を見ると前髪に形に合わせた溝がありますが、ほとんど意味を成していません。
でもまあ、手間がかかるのも、だんだんかわいく思えてきますよ。(釜石まなで経験済み)

スカーフのラインもしっかり塗装。
名札を下げていますが鞄の紐が重なって見えていません。
ですが前述したとおり鞄は別パーツですので、どかせば見えます。
「ポートラムアテンダント 岩瀬ゆうこ」としっかり書いてあります。

鞄。 みずほのそれよりも小さく、左肩から斜めにかけています。
いかにも中身が入ってそうな、絶妙なシワ加減ですね。

バリエーション。(右)
右腕のポーズが変わり、ミニマイクを持っています。
ちなみにバリエーションフィギュアにも、同様の交換用顔パーツが付きます。
そこは変えてくれれば面白かったのに…。

アップで。 右腰のポケットからコードが繋がっています。
車内アナウンス中ですかね。 左腕がやっぱりちょっとアイドルっぽい(笑)。

川越あさか

業務:東上線森林公園乗務管区 車掌
事業者:東武鉄道株式会社
(キャラクターカードより)

名前の由来は、「川越駅」と、「朝霞台駅」から。 朝霞じゃなくて朝霞台なんだ。
私事で恐縮ですが、ついに地元路線の鉄道むすめが登場です。 これは嬉しい。
しかも車掌ですよ。 車掌!(設定です)
今や女性車掌なんて珍しくないですが、東上線ではまだ見たこと無いです。(泣)
でも私はあさかを応援します(笑)。
池袋〜小川町間が担当路線だそうです。 うわ〜俺乗ってるわぁ。(だから何)

ちなみに鉄道むすめでは東武鉄道のキャラは多く、今回でまた一人追加です。
そのうち他の東武キャラとの掛け合いとか見たいですね。(そのためにも小説やドラマCDを…)

今回、イラストに合わせて振り向きポーズにして、首の傾げ方も似せてみたのですが、
イラストの目線が下なのに対しフィギュアは上なので、なんか見上げちゃってますね。

全身。 腰に手をかけたポーズがばっちり決まってますね。
全身黒のスーツが、なんともかっこよく、車掌っぽい。(車掌なんだってば) 
襟や袖のラインや、水玉のネクタイがチャームポイントです。

頭身バランスは良いのですが、腰が細すぎですね。 この手の制服で、くびれはこんなに出ないはずです。
フィギュアの見栄えを重視しているんでしょうが…。
個人的にはもっとイラストのようにダボダボ感というか、着ている感じを出して欲しかったです。

制帽は脱帽可能。 鞄は左腕と一体成型です。

ベストショット。
見返り美人じゃないですが、やはり後ろへ振り向いているポーズが似合ってると思います。
表情が表情なので、目線を合わせて後ろからのアングルだと「え、何?」という振り向きポーズになり、
目線を外して正面からのアングルだと「あんたなんか眼中にないのよ」というツンなポーズになります(笑)。

頭部アップ。
表情差分は口。 とぼけた顔と、笑顔。
どちらもかわいいですが、やっぱり右の笑っている顔がお気に入りです。
イラストとはあまり似ていませんが、元々オリジナルキャラクターですからね。 かわいければOKです。

脱帽。 やはり印象が変わります。
乗務中は制帽は被っているはずですから、休憩中とかのシチュエーションを想像できます。
気のせいか表情も若干リラックスしているような…。

制帽のエンブレムは中央の丸い部分のみ立体的に再現。
サイズアップしたことでクオリティもアップしています。
髪は後ろにまとめられています。 かわいい結び方ですね。

水玉模様のネクタイ。 襟と袖口の2色のラインも丁寧に塗られています。
名札の文字はやはり細かいですが、「川越」という名前はしっかりと読み取れます。

鞄。 見たことないですが、車掌さんの鞄ぽい。
やはり出来がいいです。

栗橋みなみ

業務:北千住駅 駅務係
事業者:東武鉄道株式会社
(キャラクターカードより)

名前の由来は「南栗橋駅」から。
旧シリーズから栗橋みなみが新シリーズに一番乗りっ! といってもシークレット枠ですが。
ボディは川越あさかを流用、頭部と左腕が新規造形です。
左腕を差し替えただけでイラストと似たポーズ(左右逆ですが)になっているのはうまいですね。
いやしかし、みなみとは予想してませんでした。 好きなキャラなので、シークレットが出て良かったです。

カードは新規で作られているので(ただしイラストはVol.8のもの)
みなみが今も北千住駅で勤務していることが分かります。
裏面でみなみが東京スカイツリーについて語っていますが、
相変わらずの鉄ヲタっぷりである意味安心しました(笑)。

もうこのカードでしか鉄道むすめの近況が分からないのが悲しいですねー。

全身。
といってもボディは川越あさかなので、特に語ることもなく。
同じ東武鉄道のキャラなのでこういったことができるんですが、
そもそも駅務係って車掌と同じ格好するんでしょうか?
カードには冬服と書かれていますが。

頭部アップ。 表情はカードのイラストに準拠しています。
やっぱり左閉じ目の立体的な処理が気になる…。
ちなみに、シークレットに交換用顔パーツはありません。 だからずっとウインク。

脱帽。 名札はきちんと“栗橋”の文字に変更されています。
シークレットだろうがこういうところ、鉄道むすめは抜かりないです。

川越あさかと。

頭部交換。 車掌なみなみが見れます。
一方であさかは、ちょっとお茶目な感じになりましたね。
他のキャラとも頭部交換は可能です。
ただし顔パーツのみの交換は、ジョイントの形が異なるので出来ません。

こんな遊び方も。
制帽と頭のサイズは合ってないですが、乗っけたもん勝ちです。

以上、鉄道むすめPLUS+01でした。

個人的には待望の鉄道むすめのサイズアップ、
頭部造形など不満点が無い訳ではありませんが、
全体的にクオリティはアップしていたので良かったと思います。
特に首が動く(他キャラと交換できる)のと、あとやはり表情が変えられるのは良いですね。
鉄道むすめでは鉄板といえる、小物の完成度も相変わらず高かったです。

これまではクオリティに満足できず、買ったり買わなかったりだったんですが、
これなら安心して買い続けられそうです。 第2弾も楽しみにしています。

<2011/6/4 UP>
<2011/7/16 テキスト修正>

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