スーパーロボット超合金 マジキング
<2012年3月16日発売・5,250円・バンダイ>
セット内容
マジキング本体、交換用手首、翼
キングカリバー、魔法陣エフェクトシート（ブリスター裏側に貼付）
魔法陣エフェクトシート用台座、支柱
マジキング
「魔法戦隊マジレンジャー」に登場した1号ロボ。（正確にはロボではないですが）
マジフェニックス、マジガルーダ、マジマーメイド、マジフェアリー、マジタウロスの
5体のマジマジンが魔神合体した姿。
スーパーロボット超合金の戦隊ロボとしては4体目。
いつものようにアニメロボのようなプロポーションになっていますが、
今回はアレンジ具合が凄まじく、全体的に過剰な程マッシブになっています。
脚部にダイキャストが使われており、巨大な翼を背負っていても安定して自立させておくことが出来ます。
放映当時に発売された、“魔神合体DXマジキング”（右）と比較。
まあスパ金と比べればアレだけど、5体合体でこの完成度は今でも素晴らしいと思います。
しかしこうしてプロポーションを良くして立体化されると、
戦隊ロボのデザインがいかに優れているかを再認識させられますね。
バストアップ。 頭部は魔法使いの帽子を被ったデザイン。
顔は劇中スーツやDXのとはちょっとイメージ違うかな…。
でもこのサイズで造形は良好、塗装も綺麗ですから何も文句はありません。
帽子は前後に可動。 劇中の合体完了後に帽子のつばを上げるアクションを再現出来ます。
ちなみにこの可動はDXロボにもありますが、本来は後頭部にあるマジタウラスの両目を隠す為のギミックで、
変形過程の一部でした。 その動きを劇中では帽子のつばを上げるアクションとして演出していました。
可動。
肩関節は斜め前方への引き出し、ボールジョイント、スイング。
肩アーマーは独立しており、上下にスイングします。
腕は横方向に90度程上がります。 二の腕にロール。
肘関節はシンプルなスイングですが、下腕のブロックもスイング出来るようになっており、
合わせて90度以上の肘曲げが可能になります。
手首は引き出し式のボールジョイント。
腹部は上下2箇所に引き出し式のボールジョイント。
引き出すことで前屈・後屈の可動域の拡張、そして360度の回転が可能になります。
フロントスカートは左右独立していて、中心からボールジョイントで可動します。
サイドスカートは引き出し式でスイング可動し、90度程上げることができます。
股関節はボールジョイントとロール（少々）。
前・横方向共に90度程上げることが出来ます。
膝は2箇所でスイング。
2重関節にもかかわらず膝曲げは90度程。 ここはもう少し動かせて欲しかった。
足首関節は左右・前後へのスイングとボールジョイント。 つま先がスイング可動。
接地性は通常なら十分なのですが、激しいアクションポーズには対応できてない感じです。
翼の根元がロール、スイング可動。
翼は3枚で構成されており、2箇所の引き出し式ボールジョイントで可動します。
引き出すことで翼の可動域が拡大します。
上下のスイングは勿論のこと…、
前後のスイングも可能になります。
なお、翼の収納は出来ません。
キングカリバー。
マジキングの専用武器で、5体のマジマジンそれぞれの武器が合体している設定。
合体後を固定で再現しているので、剣としての見た目を重視した造形になっておりとてもかっこいい。
専用の武器持ち手が左右分付属。 バッチリ保持できます。
また、右手のみ角度の付いた持ち手が付属。
個人的にはこちらの方がよく利用します。
帽子のつばを上げる時の右手首が付属。
チェックメイトを再現する為に左手用も欲しかったです。
左平手が付属。
これも右手用が欲しかった。
魔法陣エフェクトシート。
専用台座に立ててディスプレイすることが出来ます。
別売りの魂STAGEのベースに本商品付属の支柱を立て、魔法陣エフェクトシートを通すことで、
“魔法陣の上を浮遊するマジキング”をイメージしてディスプレイすることができます。
ポーズ集。
「マジキング！ ナンバー1！！」
背中の翼を前まで囲って、防御形態。
さすがに劇中のように全身を覆うことは出来ませんが、上半身くらいならなんとか囲えます。
ただし翼を出来るだけ前方向へ可動させる為に肩を前に引き出す必要があり、
そのままではかっこ悪かったので腕組みをさせました。
「ジー・マジ・ジジル！ 魔法剣、キングカリバー！！」
「マジカルショータイム！」
魔法陣がちょっと小さいかなあ。
パッケージサイズの制限があるので仕方ないですが。
「ファントムイリュージョン！！」
剣の両手持ちは余裕です。
飛んでいく複数のキングカリバーは複数買いで再現するしかない？
「マジカルクライマックス！！」
「キングカリバー！ 魔法斬り！！」
「チェック・メイト！」
上で書いたとおり左手用のつば持ち手が付属しないので、平手で代用しています。
「マジで決めたぜ、マジレンジャー！！」
以上、スーパーロボット超合金マジキングでした。
やはり注目は、オリジナルから大幅にアレンジが加わった造形ですね。
これまでもアレンジはされていましたが、今回はかなり吹っ切れちゃってる感じです。
好き嫌いは分かれそうですが、個人的には問題なし。
マジキングには合ったアレンジだと思いますし、とにかくアクションが決まるので可動させてて楽しいです。
前作デカレンジャーロボから暴走気味だった高可動域の関節可動は今回も健在。
下半身はもうちょっと…と思いましたが、肘可動なんて良い意味で頭おかしいです。（笑）
よくここまでやるなあ、っていう。
翼もグリグリ動かせて良いですね。 ただ収納形態は差し替えでいいから再現して欲しかったかも。
オプションは魔法陣を付属させるところが気が利いていますね。
ちょっとサイズが小さいですが、必殺技の雰囲気がバッチリ出ています。
手首はラインナップはよいのですが、やはり平手とつば上げ手は両手分欲しかったですね。
<2012/4/12 UP>