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変身携帯モバイレーツ

<2011年2月11日発売・4,725円・バンダイ>

本商品と「ゴーカイバックル」「レンジャーキーセット01」のセット商品「ゴーカイジャーDXなりきりセット」も同時発売。
単品版の合計価格8,400円に対しセット版は8,190円なので少し安いです。 セット特典アイテム等はなし。

セット内容。
モバレーツ、レンジャーキー3本。



モバイレーツ

ゴーカイジャー5人(レッド・ブルー・イエロー・グリーン・ピンク)が持つ携帯電話型の変身アイテム。
レンジャーキーを差し込み解錠すると、ゴーカイジャーや過去戦隊の戦士に変身できる。
その他、通信、GPS、ネット接続などの機能も搭載している。

前・後ろ。
青いディスプレイは見た目にはシールっぽいですが、プリントです。
その下にはカメラレンズ(?)があります。

メインカラーといえる黒い部分は成型色ですが、他の色の部分は塗装で再現。
赤い部分の表面にザラザラした加工が施されており、高級感を醸し出しています。

裏側には電池ボックス。 単4乾電池2本(別売り)を使用します。
右下ので囲った部分に電源スイッチ。
○(ON)にすると起動音(後述のコール音と同じ)が鳴ってLEDが発光します。

カバーを開くことができます。
180°開くとカチッと固定されます。



開いた状態で左横・前・右横。 左横にはスピーカーがあります。
上部ディスプレイの中央(で囲っています)にLED。 動作時に赤く発光します。

白いボタンは実際に押せるようになっていて(四隅のカラーボタンはダミー)押すとピッとプッシュ音が鳴ります。
一番上のエンターキー(で囲っています)のみ、押すと♪チャラッチャララランというコール音(起動音と同じ)が鳴ります。
またエンターキーは決定・リセット機能も兼ねています。

4桁の数字とエンターキーを押すことで様々なセリフを再生することが可能。
声は劇中と同じく関智一さんが担当しています。

第2話でレッドが入力したコード“5501”を入力すると、
「発進!ゴーカイガレオン!!」というセリフが流れ、ゴーカイガレオンの発進音が鳴ります。
セリフが劇中とはちょっと違っているのはご愛嬌。(「発進」は言ってませんでした)
他のマシンに対応したセリフとしては“5091”(ゴーカイ)で「発進!ゴーカイマシン!!」というのがあります。

ロボ系のセリフでは“2011”「合体!ゴーカイオー!!戦え!!」があります。
(「戦え」の部分は、「いくぜ!」 「がんばれ!」 「発進!」のセリフにも変わります) 
ゴーカイジャーの放映年が2011年ですから、他の年代にしてみると…?

日付けのネタとして、“0508”(母の日)で「お母さんお父さん、いつもありがとう!」と言います。
なので、クリスマスや元旦の日付だと…?

“0120”を入力すると、コール音が3回連続で鳴りますので、着信音っぽい遊び方ができます。

“0001”から“0035”までのコードを入力すると、ゴレンジャーからゴーカイジャーまでの歴代の戦隊名を言います。

この他にもセリフを喋る入力コードは存在します。
(上記で紹介したのは全て説明書に載っているものです)

平らな面に置こうとすると、裏側が出っ張っているため本体が傾いてしまいます。

持ったところ。 大人の手でさえ大きめに感じます。
本来遊ぶ子供には大きすぎる気がします。



レンジャーキー(レンジャーモード)

スーパー戦隊の力を宿した不思議なキー。
普段はスーパー戦隊の姿をしているが、使用時はキーモードに変形させる。

左から、“ゴーカイレッド”、“シンケンレッド”、“ゴーオンレッド”
モバイレーツを買って手に入るのはこの3本のレンジャーキーです。
残り4人のゴーカイジャーは別売りのなりきり玩具に付属しています。

人形の赤色の部分は成型色で、ボディの形は共通。
塗装で各レンジャーの差を出しています。

アップで。 細かいラインなど省略箇所もありますが、このサイズでここまで塗り分けられているのは立派。

キーモードへ変形。
両腕をバンザイさせ、脚のプレートを180°上に回転させれば完成。
もちろんどのキーも共通です。



レンジャーキー(キーモード)

レンジャーキーをアイテムに挿して使用するときの形態。
名前のごとく鍵の姿になります。

プレートの絵柄はシールで再現。 デザインは共通ですが、
黒い四角の中のマークは各キーの戦隊マークとなっています。
キー部分は金属ではなく、オールプラなので軽いです。

手で持ったところ。 1/1サイズ?
なお、劇中のようなワンタッチ変形ギミックはありません。 手動です。

豪快チェンジ

レンジャーキー挿入口に、レンジャーキーをシール部分が左になる向きでセット。(挿入音が鳴ります)

レンジャーキーを右に回す(挿入口の赤い矢印の方向)と、
上部ディスプレイが変形しクロスボーンが開きます。(変形音が鳴ります)

その後、各キーの戦隊名と変身サウンドが鳴ります。
写真ではゴーカイレッドのキーを挿しているので、
「ゴーカイジャー!!」+ゴーカイジャーの変身音が鳴ります。
これでゴーカイレッドに変身完了。

キーを挿した状態でエンターキーを押すと、挿しているキーの戦隊の名乗りセリフが再生されます。
ゴーカイレッドのキーの場合は「海賊戦隊ゴーカイジャー!!」
放映前は名乗りセリフが決まる前に収録してしまったんだな…と悲観していたんですが、
第1話を見たら全く同じでした(笑) 嬉しいやら、悲しいやら。

また、ゴーカイジャーのキーのみに対応しているようですが、
もう一度エンターキーを押すことで挿したキーの戦士の名前を言います。
ゴーカイレッドの場合は、もちろん「ゴーカイレッド!!」





クロスボーン展開状態で前・右横・後ろ。
レンジャーキーの出っ張り具合が半端じゃないです。
後ろの邪魔っけな黒い円柱は、レンジャーキーのギミックを仕込むために必要なものであることが分かります。
ちょっとくらい分厚くても許してあげましょう…。

同じ方法でシンケンレッド&ゴーオンレッドに豪快チェンジ!
対応する戦隊名を喋り、変身音が流れます。

シンケンレッドのキーの場合は「シンケンジャー!!」、ゴーオンレッドの場合は「ゴーオンジャー!!」と喋りますが、
その後の変身音はスーパー戦隊共通の変身音になります。
専用の変身音が鳴るのはゴーカイジャーのキーだけのようです。
残念ですが、さすがに35戦隊分の変身音の収録は難しいでしょうから、仕方ないですね。

キーをセットした状態でエンターキーを押すと、
シンケンレッドの場合は「天下御免の侍戦隊、シンケンジャー!参る!!」
ゴーオンレッドの場合は「正義のロードを突き進む!炎神戦隊、ゴーオンジャー!!」
と対応する戦隊の名乗りセリフが流れます。

前述の通り、その後にエンターキーをもう一度押しても、戦士の名前は言いません。
(名乗りのセリフを繰り返すだけ)これもちょっと残念。

バーサスモード。
キーを左に回して引き抜き(解錠音・引き抜き音が鳴ります)、“0000”+エンターキーを押すと、
「バーサスモード! 1本目のレンジャーキーを入れてくれ!」とセリフが流れ、
レンジャーキー挿入待機音が流れます。

レンジャーキーをセットして変身時の要領で回すと1本目のキーの認識音が鳴り、
「2本目のレンジャーキーを入れてくれ!」とセリフが流れます。

1本目のレンジャーキーを抜いて2本目のレンジャーキーをセット。
するとセットした2本のレンジャーキーの組み合わせによって様々なセリフが流れます。

シンケンレッド+ゴーオンレッドの場合は、「侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー」と言います。
鍵をセットする順番は関係ないようです。
ゴーカイレッド+シンケンレッドや、ゴーカイレッド+ゴーオンレッドの場合は、
「伝説の戦隊コンビだ」「強い戦隊コンビだ」「かっこいい戦隊コンビだ」のどれかをランダムで喋ります。
「〜VS〜」と言うのは映像作品の存在する組み合わせだけのようです。 何とマニアックな…。

すでにガシャポン版が出ている事実は置いておいて、
2/11に発売された分の商品で手に入るレンジャーキー集合。
手前はゴーカイジャーのなりきり玩具に付属しているゴーカイジャーのレンジャーキーで、
後ろはレンジャーキーセット01に入っているメンバー。
もちろんモバイレーツにセットして遊ぶことができるので、集めれば楽しみが広がります。

ゴーカイジャーのレンジャーキー5本集合。

キーモードで。

ゴーカイサーベル(上)とゴーカイガン(下)と比較。
モバイレーツはやはり一番小さいですが、値段の高さでは第1位。

ここからはフリー撮影。









スーパー戦隊シリーズ35周年記念作品であるゴーカイジャーは、歴代の戦隊に変身できるという設定。
その変身アイテムであるモバイレーツは、レンジャーキーをセットすることで対応する戦隊名を言い、
更には名乗りのセリフまで喋るという、歴代戦隊ファンにたまらない仕様になっています。
特に思い入れのある戦隊だと楽しいこと楽しいこと。 何度も何度も繰り返し聞いてしまいます。
歴代の変身音が鳴らないのは残念でしたが、この名乗りセリフの収録で満足できました。

またキープッシュでキーで鳴らす以外の様々なセリフが聞けるのも嬉しいところ。
最初はキーギミックが主でボタンは全部ダミーも有り得るなと思っていましたが、
そんなことにならないで良かったです。
ちなみに戦隊名は劇中通り前半を溜める独特の喋り方なので、結構好みが分かれるところだと思います。
文字にすると「ゴオォォ、カイジャァ!!」「シイィィン、ケンジャァ!!」「ゴオォォ、オンジャァ!!」
といった具合です。 私も最初は抵抗がありましたが、慣れると平気でした。
(レビューのテキストでは分かりやすいように、普通の書き方をしています)

クロスボーンの展開は単純ですが楽しいですね。
海賊のモチーフに合っているし、キーのひねりと連動するところが良いです。
ディスプレイがガバッと開いて、平行に並んだ2本の剣が一瞬でクロスするのが面白い。
このアクションがあるから、キーの操作がより楽しくなっていると思いますね。

そしてレンジャーキーですが、これまた近年流行の集めて楽しいコレクション系です…。
玩具に付属する以外に、ガシャポンや食玩で発売されるのもいつも通り。
集めるのは大変そうですが、気に入ってしまったので覚悟を決めなければなりません。
いやあ、フィギュアからキーに変形するアイディアは素晴らしいですよ。

という訳で、変身携帯モバイレーツでした。
戦隊アイテムも高額化が進んでいますが、モバイレーツはギミック満載で値段に見合った内容だと思います。
レンジャーキーを買い揃えたら一体いくらになるのかは、とりあえず今は考えないでおきます(笑)

<2011/2/22 UP>

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