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SDX 龍装劉備ガンダム

<2010年10月23日・3,675円・バンダイ>

セット内容
龍装劉備ガンダム
交換用手首パーツ×4・交換用目パーツ×3
真爪龍刀・龍帝剣・真龍帝剣
ディスプレイ用ジョイントパーツ

龍装劉備ガンダム

SDガンダムの完成品トイシリーズ、“SDX”に龍装劉備ガンダムが登場。
今まで懐かしいキャラで埋められていた同シリーズの商品ラインナップに
ついに現役のキャラクターが加わりました。
シリーズの特徴を受け継ぎ、各部に金属パーツを使用した重量感のあるトイに仕上がっています。

裏側。
ちょんまげに肉抜き穴がないのが嬉しい。

BB戦士(の冠は付いてないですが)の龍装劉備ガンダムと比較。
サイズはちょっとだけSDX版の方が大きいです。
足が長くアニメ版の体型に近くなっており、顔の造形もSDX版の方がかっこよくなっていると思います。
また対象年齢が上がっているのでツノなどとんがった部分がシャープです。

頭部アップ。
ツノはメッキ処理されていて豪華な印象。 中央の緑色のパーツも塗装ではなくメッキ。
首の下には頭部を引き伸ばせるアームジョイントがあり、
頭部を左右のみならず前後にも大きく動かすことができます。
ボールジョイント接続なので、首をちょっと傾けるなど微妙な表情付けも表現可能。

パーツを交換することにより、目の表情を変えることができます。
左から、睨み・左向き・喜びの3パターン。
睨みは通常よりも目が上を向いています。

頭部分解図。
目の表情パ−ツを交換するにはこれだけ分解する必要があります。
手間ではありますが、それだけの効果はあります。

なんと肘が可動します。 SDでここを動かせるのはすごいですね。
腕は横方向にスイングできますが、2種の肩パーツが邪魔になり可動範囲は狭くなってしまっています。
また頭部の頬ツノと干渉することが多く、デザイン的に仕方ないんですけどちょっと動かしにくいですね。
腰は回転可能。 上下の鎧がちゃんと分割されています。

なんと膝までも可動。 ここまでやるともう等身大と変わらないですね。
腰フロントアーマーは左右で独立して可動。 サイドアーマーも動きます。
BB戦士では足裏にスタンプがありますが、SDXではご覧の通り。

背部の布パーツは横スイングだけでなく、
接続パーツごと動かすことで前後にも回転可能。

軽装モード

各鎧パーツを取り外すことで軽装モードを再現できます。
BB戦士版でオミットされていた腰フロントアーマーの着脱が可能なのは嬉しい限り。

ただアニメ版だとまだこの形態になってないんですよね…。
そこら辺を描いてくれるとこういったギミックも意味が出てくるんですけど。

軽装モードであれば本来の可動範囲でアクションを堪能できます。
疾走ポーズもこの通りの再現力。

手首パーツ一覧。
デフォルトの握り手パーツの他、武器持ち手が2種が左右分付属。
あと平手が欲しかった…。

付属武器。
左から真爪龍刀、龍帝剣、真龍帝剣。

持ち手パーツで持たせることができます。
ジャストフィット過ぎて少々きつく、剣の塗装が剥がれてしまうのが心配。
また2種の持ち手は通常と斜めに構える用があり、剣の持たせる角度を変えることができます。

剣は背中の鞘に取り付けることができます。
ここでも剣の塗装が剥がれてしまう危険あり、
できれば鞘の内側を削るか、いっそ取り付けないなど対策が必要です。

ちなみにBB戦士版では真龍帝剣も取り付けられるようになってましたが、SDXでは無し。

スカートの中側にディスプレイジョイントパーツを取り付けることで、
別売の「魂STAGE ACT.5」の支柱に接続できます。
説明書ではACT.5と書かれていますが、ACT..4でも問題ありません。

ポーズ集。
力を抜いた手首が無いので、喜び目の使い所が難しい…。







剣を斜めに構えられるのは良いですね。
剣を突き出すポーズが決まります。









以上、SDX 龍装劉備ガンダムでした。

SDXの購入はナイトガンダム(烈伝版)に続いて2個目になりますので、
それまでに辿った技術の変化などは分かりません。 でも試行錯誤は見て取れます。
ナイトガンダムを受け継ぎ進化した部分と、バッサリ切られている部分がありますから。

本商品は従来のシリーズよりも値段が下がっていることもあり、
手首パーツなどのオプション類が極端に少ないです。
ですけど従来商品が高価に思えた分、良いことなのではないでしょうか。
現役シリーズなのでプラモデルが発売されている分、できるだけ安くしたかったのではと予想します。

扱いにくいと思ったのが手首の交換。 ジョイントがやたらに硬く、手間取ります。
各部がとがっているので、交換作業に集中してるとブスリと刺すことも(実際レビュー中に出血しました)
背中の剣のマウントも、塗装剥がれが怖くてまともにできません。
こういうちょっとしたことがマイナスポイントになっているのは非常に勿体無い。

良い点は、可動がとにかく素晴らしいこと。
鎧が干渉する部分もありますが、それでもSDがここまで動かせるのはすごいことだと思います。
造形もBB戦士と比べて格段にカッコよくなっており、ズッシリ重量感で玩具としての存在感も申し分なし。

オプション類は扱いにくけれども、ちょっと可動させたり飾っておく分にはとても良い商品です。

<2010/10/31 UP>

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