S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーキバ エンペラーフォーム
<2010年11月20日・3,465円・バンダイ>
セット内容
仮面ライダーキバ エンペラーフォーム
交換用手首一式
ザンバットソード
マントパーツ
仮面ライダーキバ エンペラーフォーム
仮面ライダーキバ キバフォームがファイナルウエイクアップした状態。
魔皇竜タツロットによって拘束具とカテナが解き放たれたキバの真の姿である。
前と後ろ。
プロポーションは見ての通り、かなりマッシブです。
若干胴体にボリュームが付きすぎかなとは思いますけども、
頭部は大きめですし、腕も脚も太めで全体のバランスは取れていると思います。
ななめから。
左腕のタツロット以外は(細かく言えば腰のフエッスルも)左右対象のデザイン。
バストアップ。
頭部造形は額の三日月など良く出来ていると思うんですが、残念なのは目の部分。
クリアパーツのみを分割したため、こめかみ辺りの本来繋がるはずの銀ラインが途切れてしまっています。
おかげで丸いラインを描くはずの銀ラインが角ばってしまい、劇中マスクとはかなり印象が異なるものになっています。
更に、前面の目の面積が狭くツリ目のようになっているのも、印象が違って見える要因。
横の銀ラインは塗装が省かれていますが、ここを塗り足すだけでも変わると思います。
ボディ。
赤い部分は本来ツヤ消しのはずですが、メタリック塗装されているのでテカテカです。
でも、このアレンジはかっこ良くて気に入っています。
変身ベルト。 キバットバットV世は取り外しが可能。
キバットの目はエンペラーフォームになると虹色に変化するのですが、
紫一色で塗られています。 グルグルモールドも無いです。
羽の銀ラインはこのサイズにしては細かく塗られていると思います。
左右の腰に装備したフエッスロットも再現。
フエッスルはフエッスロットと一体成型なので、取り外すことは出来ません。
ここの塗装は非常に細かくて感心しました。
左腕には魔皇竜タツロット。 台座ごと取り外しが可能です。
スロットスイッチを引っ張る手首は無いですが、
右平手を添える事でそれらしく見せることはできます。
可動に関して。 鎧が邪魔になることは殆ど無く、良く動きます。
股関節は二重。 ちょっと斜めになりますが脚を振り上げることも可能です。
すねの装甲が出っ張ってますが、干渉することなく膝を曲げられます。
足首はボールジョイントなので可動範囲は狭いです。
マントは4枚で構成されており、背中の大きな2枚の内側に小さなマントが接続されています。
それぞれ横方向に開くことが出来ます。
軟質素材で、シャドーが吹かれており質感は良い感じ。
正確に言えばマントは肩パーツからも出ているのですが、
そこは可動フィギュアということでアレンジされています。
手首パーツ一覧。
デフォルトの拳パーツの他に、武器持ち手、平手が2種左右分付属。
キバ独特の中指と薬指を曲げた平手が付くのは嬉しいですね。
ザンバットソード。 刀身はクリアパーツ製で、ラインがシルバーで塗られています。
本来はコウモリのシルエットの模様も描かれているはずですが、
さすがにそこまでは再現されていません。
武器持ち用の手首とのフィット感はかなり良く、持たせやすいです。
ザンバットバットは刀身をスライドさせることが可能。
特にストッパーは無いんですが、剣先はともかく柄の部分でスルスル動いてしまうことは無いですね。
塗料の粘膜のおかげでしょうか?
ちなみに刀身は柄から外せるので、ザンバットバットの無い過去仕様を再現することが可能です。
ポーズ集。
マントが短いという意見が多いのは変身シーンの印象が強いからでしょうか?
私はそれほど気にならないんですが。
マントが邪魔になるので魂STAGEで腰を掴むことが出来ません。
この写真では仕方なく脚を掴んでますが…。
マントを後ろ方向にも動かせるようにして欲しかったところ。
エンペラームーンブレイク前の両手を胸の前で交差させるポーズは、
肩の可動範囲的にギリギリですがなんとか出来ます。
特にキックポーズではマントが後ろになびいてないのは不自然ですね。
以上、S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーキバ エンペラーフォームでした。
SHFとしてはかなりプロポーションが良く、マッシブな身体も多少過剰ではありますけども、
エンペラーフォームの力強いイメージに合っていてかっこいいと思います。
個人的に気になるのは、頭部の造形とスタンドが使いにくいという点。
頭部はやはり一番気になる部分ですから、最新の注意を払って貰いたいところです。
ここの出来不出来で商品の満足度が全然違いますから。
スタンドに関しては、マント付きのキャラクターですから、しょうがないと言えばしょうがないんですが…。
でも、後方に可動できるようになっていれば、今ほど不便には感じなかったと思います。
キックポーズの時の不自然さも解消しますし。
<2010/12/5 UP>