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S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーフォーゼ エレキステイツ

<2012年3月31日発売・3,360円・バンダイ>

セット内容
仮面ライダーフォーゼ エレキステイツ本体、交換用手首、
ビリーザロッド、差し替え用イグニッションプラグ、シザースモジュール、ビートモジュール
差し替え用スイッチ各種、バガミール



仮面ライダーフォーゼ エレキステイツ

仮面ライダーフォーゼがエレキスイッチをフォーゼドライバーに装填してステイツチェンジした姿。

エレキステイツの特徴であるスーツの“シワ”が全身に渡って再現されています。
(なんと関節パーツにまで!)
スーツの金色は劇中と比べるとちょっと色味が違いますが、
“ちゃんと金”に塗られているので問題なし。

個体差かもしれませんが、股関節が緩いと感じました。

SHFフォーゼベースステイツと比較。
フォームバリエーションとは言ってもデザインを大幅に変えてますから、実際の流用部分は少ないです。
大雑把に言えば左腕、両脚のモジュールベイスメントとフォーゼドライバーくらい?
上に書いたとおりシワのために関節パーツまで新規造形されてます。

プロポーションはベースステイツを基にしてはいますが、
ベースステイツで気になっていた大きい頭部、ボリューム不足の胸部、小さい肩アーマー等は
肩の装飾のおかげか、エレキステイツでは気にならなくなっています。



バストアップ。
頭部は新規造形。 ベースステイツは顔が似てなくて散々な出来でしたが、
今回は離れすぎだった両目も近づいて、丸い目も多少ツリ目っぽく改善されています。
目の周りの稲妻模様もクリアカバーで覆われていて、
カバー表面の横ラインの凹凸までしっかりと再現されています。
この辺はさすがS.H.フィギュアーツといったところでしょうか。

難点は目の下のほうに複眼が足りていないこと。
カバーの厚みで見えてないだけなのかもしれませんが、
分解できないので確かめられず、実際のところはどうなっているのか分かりません。

エレキステイツの特徴の一つといえば、肩の雷鼓。 設定名は“ボルトラムチャージャー”。
前・後・肩の3点で固定されており、ボールジョイント接続ではありますが、ほぼ動きません。
軟質なので多少ズラすことくらいは出来ますが、繋ぎ部分が千切れてしまう可能性があるので
無理は禁物です。

胸の稲妻マークはプリントで再現。
左画像は上半身を後ろに、右画像は前に反ったときのマークの状態です。
なお雷鼓は胸部に接続されている為、上半身の回転・スイングに影響はありません。

ベースステイツから変化したエレキステイツの右腕。 設定名はアースベイスメント。
カラーリングが金色に変化した以外はモジュールベイスメントとほぼ同じですが、
新たにアンテナのようなパーツが取り付けられています。

フォーゼドライバー。
造形や彩色、ギミック等の仕様はベースステイツのそれと同じです。
デフォルトのスイッチは、左からエレキ(ON)、ランチャー(OFF)、ドリル(OFF)、レーダー(OFF)。

エレキスイッチはOFF状態のエレキスイッチ(左画像)と、スイッチ台座(右画像)に差し替えられます。
エレキ(OFF)は塗膜が厚すぎるのが残念。
スイッチ台座(スイッチ未装填状態)は、ビリーザロッドにエレキスイッチを装填した時に使います。
こういった細かい部分にまで気を回しているのは流石です。

ランチャースイッチは2種類のビートスイッチに差し替えることが出来ます。
左画像がOFFで右画像がON状態なのですが、写真だとよく分かりませんね。
(黒丸部分のくぼみが奥から手前に回転移動している)

同じくレーダースイッチは2種類のシザーススイッチに差し替え可能。
左画像がOFFで、右画像がON状態。

ビリーザロッド

エレキステイツへのステイツチェンジと同時に右腕に出現する、専用武器。
刀身はクリアパーツ。 イグニッションプラグのコードは軟質製です。
造形、彩色ともに文句なしの仕上がり。

専用の右持ち手がありますが、保持力はやや緩め。
指の曲げ具合がピッタリ過ぎて、柄に全く圧がかかっていない感じでしょうか。
そして左持ち手は付属しない…。 いや設定上必要ないのは分かってますけど。

イグニッションプラグは設定どおり三基のコンセント(ユナイテッドタップ)に差し込むことが出来ます。

エレキスイッチの装填/未装填の再現は柄の先端を差し替えて行います。



その他の交換用手首。 左右共に表情違いの平手が2種類。
ベースステイツの流用ですが、右手用は金色になっています。

シザースモジュール

シザーススイッチをフォーゼドライバーに装填することで左腕に出現する鋏型モジュール。
左下腕ごと差し替えて取り付けます。

ベースステイツに付属のモジュールはスミ入れが汚くてガッカリしましたが、
今回のは大丈夫でした。 もちろん個体差はあると思いますが。

刃が可動します。(片方のみ)

ビートモジュール

ビートスイッチをフォーゼドライバーに装填することで右脚に出現するスピーカー型モジュール。
右脛部分を差し替えて取り付けます。

こちらは何故かスミ入れ無し。 コストの関係かな?
ギミックは特にありません。

バガミール。
ベースステイツにはありませんでしたが、今回から同スケールのフードロイドが付属します。
可動部分はありませんが、造形、彩色共に良く出来ています。
背中はカメラスイッチが装填されている状態で造形。
フォーゼの手に持たせているのでアレですが、自立しないのが難点。

ハンバーガー形態も別造形で付属。
パンの上部にはマークのプリントもしっかりと。

ポーズ集。

「エ・レ・キ・ON」

「リミットブレイク」



「ライダー100億ボルトブレェーーーイク!!」



アースベイスメントはベースステイツに取り付けることも可能。
エレキスイッチ初使用時を再現できます。

ビリビリビリビリ

「シ・ザース・ON」

モジュールは当然、ベースステイツにも装備可能。

「ビー・ト・ON」





「ライダー電光ドリルキィーーーーック!!」

以上、S.H.フィギュアーツ仮面ライダーフォーゼ エレキステイツでした。

前回のベースステイツの不満を払拭するかのような、好感の持てる内容になっていました。
エレキステイツの特徴であるスーツのシワ造形や、金色のカラーリングは期待以上のもので、
頭部マスクも完璧とは言えないまでも、ベースステイツ程の大きな不満は残りません。
ビリーザロッドを含む各モジュールも出来が良く、スミ入れも丁寧でした。(個体差はあるかもですが)
必殺技時に(エレキスイッチを剣に使用する為)空になったフォーゼドライバーの○ソケットをしっかり用意し、
細かい矛盾点を一切無くしているのも好感が持てます。

ベースステイツで前途多難に思えたSHFフォーゼシリーズも、今回の出来を見ればとりあえず安心?
次のファイヤーステイツも、この調子でお願いしたいところです。

<2012/4/6 UP>

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