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S.H.モンスターアーツ ゴジラ

<2011年11月19日発売・5,775円・バンダイ>

セット内容一覧
ゴジラ本体
熱線エフェクトパーツ、支柱、台座



ゴジラ

東宝の特撮シリーズ“ゴジラ”が“S.H.モンスターアーツ”という新ブランドを引っ下げてアクションフィギュアになりました。
第1弾はゴジラVSビオランテからゴジラVSデストロイアまでの所謂“平成ゴジラシリーズ”のゴジラ。
その中でも、「ゴジラVSスペースゴジラ」に登場する通称“モゲゴジ”版が立体化されています。

私にとって平成ゴジラシリーズは思い出深い作品なんですが、
正直、平成VSシリーズも作品ごとにゴジラの造形が違ってたなんて知りませんでした。(笑)
でもこの小さい頭部、どっしりした下半身、背ビレの形は
どこから見ても子供の頃から慣れ親しんだ平成ゴジラそのものです。

正面。

横。 とにかく尻尾が長いです。

頭部アップ。 造形は問題ないと思うんですが、
左右の目が別パーツになっているからか若干飛び出た感じなのと、
正面から見たときに微妙に斜視(左右の目が同一方向に向いていない)っぽいのが気になります。

真横から。

下あごは開閉が可能。 基部がボールジョイントなので真っ直ぐに開閉できず、グラつきます。
歯も、上歯はいいですが下歯は溶けたように丸っこくなっていて、塗装も雑だしなんかイマイチ。
舌は下あごと一体成型です。

真横から。 斜めと横からの角度はかっこいいです。

手と足のツメのアップ。

背ビレのアップ。 造形、塗装共に素晴らしいです。



熱線放射時を再現する為のクリアパーツの背ビレがなくて残念に思ってたんですが、
なくて正解ですね。 これだけの背ビレを交換してたら作業が大変です。

他商品と比較。
怪獣物、せめてULTRA-ACTとかがあれば良かったんですけどウチには無いので、
S.H.フィギュアーツとスーパーロボット超合金で比較。
大体、昨今のアクションフィギュアと同じくらいのサイズです。

可動ギミック。
頭は画像程度に上を向けられます。

横にも向けられます。
アゴのすぐ下の可動部が主に回転してくれるんですが、
その下の可動部はほとんど回転しません。(少し前後に動くだけ)

腕は真っ直ぐに伸ばすことが出来、肘は90度程度曲げられます。
二の腕が軸回転。
全身の殆どの関節がボールジョイントなのですが、ここだけは軸接続っぽいです。(間違ってたらすみません)
手首もボールジョイントなのですが、ほぼ回転くらいしか出来ません。

腕の横方向へのスイングはこれくらい。 真横まで伸ばすのは無理ですね。
肩は回転するのでバンザイが出来ます。

腹部にもボールジョイントが仕込まれていますが、僅かにしか動きません。
余計な分割線を増やすくらいならいっそオミットして欲しかった。

股関節は多少前後にスイング可能。
脚はヒザが90度くらい曲がります…とはいってもデフォルトで曲がっているので
(ヒザを真っ直ぐには出来ません)実際は90度も動いてないです。
一応ヒザ(二重?)、スネ、足首と関節が仕込まれているので、
それらを総動員してようやく右画像程度まで曲げられる、といった感じです。
ちなみに曲げたところで足が接地しませんが…。後で紹介する水中潜行状態では役に立ちますね。

両脚を目一杯、閉じた / 開いたところ。
このくらい開けば十分かと思います。 横方向ならば足も接地しますし。

尻尾は一房ごとにボールジョイントでグニグニ可動。(先端の八房は固定)
これが多分この製品の真骨頂ではないでしょうか。
見た目を損なわない(関節が見えすぎない)ギリギリのラインで尻尾の可動を実現しています。

初回特典の熱線エフェクトパーツ一式。
熱線エフェクトパーツ、支柱、台座のセット。
支柱は魂STAGE ACT.4仕様。

熱線エフェクトパーツの先端部分。
映像作品でもあまり見かけませんが、ターゲットに当たった時の形を表現しているのかな?

ゴジラのクチとの接続は、添えているだけで、固定はされません。
完全にスタンド頼みです。
ゴジラの歯が丸いのはこのパーツを取り付ける為だと思ったんですが、さてどうなんでしょう。

台座。 おそらく熱線で波立つ海面を表現しているんだと思います。

(あまりポーズ取れないけど)ポーズ集。

やはりゴジラはパース付けて撮影した方がかっこよくなりますね。





首を後ろに振って勢いをつけて…。

ゴアァーーーーーーーッ!!
下に向けて放射。
ちなみに下を向くのは可動範囲的にこの程度が限界。

放射しながらだんだん上に向けていく。
台座がアレなんで陸上をイメージする場合は別売りの標準的な台座を使うといいです。

海上をイメージする場合は腰の高さくらいに置くとそれっぽいです。
海上で熱線を吐くシチュエーションといえばラドンとかモスラ(幼虫)との対決時かな。
そいつらも欲しくなってきた…。

水中潜行状態。 VSビオランテに登場とのことですが
この作品だけは殆ど観たことがなくて印象が薄いです。

戦う相手がいないのでスーパーロボット超合金シンケンオーを。
斬っても斬ってもゴジラは倒れなさそうだなあ。

お次はデカレンジャーロボ。
撃っても撃っても(以下略)

ロボ以外にも戦わせられる相手がいました。 ディケイドコンプリートフォーム。
正確には巨大化した仮面ライダーJがディケイドライバーで変身した姿だけど。

以上、S.H.モンスターアーツ ゴジラでした。
思っていた以上に可動範囲が狭かったですが、見た目との両立を図るとこんなものでしょうか。
尻尾の可動はよく出来ていると思います。

造形は全体的に良かったのですが、唯一顔が残念でした。
目とかは大量生産故に調整が難しいのは判りますが、歯が丸いのだけは納得が行きません。
対象年齢的には尖らせても問題は無いはずですし、
もし本当に熱線エフェクトパーツを取り付ける都合上であっても、
専用のゴジラ頭部を別途付属させるとか、対応策はあったはずです。

また熱線エフェクトパーツが初回特典というのも意味が判りません。
ゴジラといえば熱線なのだから通常付属させるべきでしょう。
魂Webで受注された赤い熱線ならともかく。

不満点が多くなってしまいましたが、やっぱり平成ゴジラが好きなんでかっこいいと思えてしまいます。
正にメーカーの思うツボ。 でもこればかりは仕方ありません。
もう早くも来月発売のメカゴジラが楽しみになっています。 早くゴジラと並べたいです。

<2011/11/23 UP>

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