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D-Arts ゼロ(TYPE2)

<2012年5月26日発売・3,675円・バンダイ>

セット内容
ゼロ(TYPE2)、交換用手首、交換用フェイス、交換用右腕
ゼットセイバー2種、ゼットセイバーエフェクトパーツ、ゼロバスター銃口(貫通穴あり)



ゼロ(TYPE2)

「ロックマンX」よりエックスの親友、ゼロがTYPE2としてD-Artsに再び登場。
今回は肩にアーマーが付き、ゼットセイバーが武器に加わった「X2」以降の姿を立体化。
ゼロバスターのデザインを見るに、「X3」以降と言ったほうが正しいかもしれませんが。
1st ver.と同じく白い部分はパール塗装(手首以外)
各所にクリアパーツが使用され、豪華な仕上がりです。

ゼロ(1st ver.)(右)と比較。
肩アーマーや黄色の配色が加わり、よりヒロイックなデザインになっています。
言うまでもなく1st ver.をベースにしていますが、
最も目立つ肩アーマーの追加やバスターの変更以外にも細かくデザインが変更されており、
流用されている部分は見た目よりも少ないです。



バストアップ。
マスクは額、耳部分にクリアパーツを使用。
額に2本の黒ラインが加わり個人的に馴染みのあるデザインになりました。
胸の球状パーツにもクリアパーツを使用、左肩のZマークはプリントで再現。

交換用フェイスは右目線食いしばり、叫び顔の2種。
マスクは1st ver.から分割方法が変更されており、外れにくくなってました。
おかげでフェイスの交換が苦労することに。

1st ver.の交換用フェイス(上)と比較。
目線は同じですが、口の造形が変更されています。
デフォルトフェイスは全く同じですね。
もちろん1st、TYPE2間で互換性があります。

髪の可動部分は、首側が上下に、髪側が左右にスイングします。
1st ver.には上下スイングは無かったので可動面では多少改善されたと言えますが、
接続部分の細さはそのままなので破損し易さは変わっていません。(デザイン上仕方ないのでしょうが)
髪の造詣自体は1st ver.と同じです。

肩関節は球状のみだった1stに負けず劣らずよく動きます。

デフォルトの右腕になっているゼロバスター。
デザインは「X3」以降のものになっています。
クリアパーツが使われていて質感バッチリ。

銃口部分にもクリアパーツが。
また銃口を貫通穴ありに差し替えることで
他商品に付属したバスターエフェクトパーツを取り付けることができます。
今回の商品にも付属していればよかったのでしょうが、
さすがにゼットセイバーの分をコストカットしたのでしょうか。

関節部分は共通なのでバスターを左腕に取り付けることも可能です。
また交換用右腕に差し替えることで両腕を通常腕にすることも。
この辺のギミックはもう、シリーズではお馴染みですね。

ゼットセイバー

今回のメインとも言えるゼットセイバーは、ビーム刃の先端が丸い物と尖ってる物の2種が付属。
あまり気にしたことはなかったですが、イラスト等を見ると確かにこの2タイプ存在しますね。

専用の持ち手が左右分付属。
1st ver.に付属していた、用途不明の手首と同じ物です。 やはりセイバー用でしたか。
柄尻部分を外して上から通して持たせます。
その際、鍔がどうしても親指に干渉するので、無理矢理曲げて押し込んでいます。
でないと柄が下から出てこず、柄尻が戻せないので。
おかげでガッチリ保持できますが、多分狙ってやったことではないと思います。
もう少し柄が長ければそんなことをやらずに済んだんですけど。

ゼットセイバーはビーム刃部分と柄を分離することが出来(2種どちらも)
柄を背中に差し込むことができます。

また、ビーム刃がしなった状態を再現するゼットセイバーエフェクトパーツが付属。
名称はエフェクトパーツですが、しっかり専用の柄もあるので
本商品には3本のゼットセイバーが付属することになります。
持たせ方は↑と同じ。

同様にビーム刃と柄に分離可能となっていますが、
ビーム刃の接続軸が↑の2種よりも長めなので、背中への取り付けには対応していません。

交換用手首はその他に平手が左右分付属します。
つまり手首のラインナップは1stと全く同じになります。

足の裏。 1stと同じデザインでした。

ポーズ集。
交換用フェイスは1stの物も使用しています。



D-Artsエックス(フルアーマー)に付属するバスターエフェクトパーツを使用。
撮った後にゼロ1stのショットエフェクトを使えばよかったと思いました。

バスターのデザインが違いますけど、「X2」のイラストから。

背中のゼットセイバーを手で掴むことができます。
元にしたのは当時のカードダスのイラスト。
目が隠れてしまったので写真としては失敗。

「X3」のイラストから、ゼットセイバーを振り下ろすゼロ。
イラストどおりだとやはり目が隠れてしまうので(これでもギリギリですが)出来るだけ正面から撮りました。
二次元の嘘と言うのでしょうか、イラストのポーズを取ると目が隠れてしまうことが多く、アングルに苦労します。

しかし左目線のフェイスがないのは残念です。
ゼットセイバーエフェクトパーツってこのイラストを再現するためのようなものなのに。

横から。 立体物だとこのアングルの方がかっこいい気が。

これも「X3」のイラストから。

これは「X4」。
イラストだとゼットセイバーはこんなにしなってないんですけど。

セガサターン版「X4」のジャケットイラストから。
個人的に先端が丸いゼットセイバーといえば、このイラストの印象が強いです。

最後はエックスと2ショット。
ゼロの表情はこの流し目+口閉じが一番キャラに合っていてかっこいいと思います。
1stゼロ付属ですけどね!

以上、D-Artsゼロ(TYPE2)でした。

アクションフィギュア商品としてはイマイチな出来で、詰めの甘い箇所がチラホラと見受けられます。
可動域は全体的に広い方ですが、髪の可動が狭いので
セイバーアクションによってなびく髪を再現できません。
できれば一体成型にはせず、分割して髪にも表情を付けられるようにして欲しかったですね。
また接続部が細いので破損を恐れて思う存分動かせず、
せっかく広い可動域を誇る首や肩周りに悪影響が出てストレスを感じることも。
ゼットセイバー持ち手の親指干渉などのミスもあるし、
塗装品質も相変わらず悪いです。(店頭選別したことで今回は回避しましたが)

ですがゼットセイバーをタイプ別に3種も付けるなど、担当者の拘りが感じられる部分もあります。
それにこの商品の最大の魅力は何と言っても、あのゼロのフィギュアが手に入る、この一点に付きます。
なので多少遊びにくくても、かっこいいゼロのフィギュアがすぐそばに立ってくれている、
もうそれだけでOKです。(幸い見た目は良いし)
ロックマンXのサブキャラでしかない、あのゼロが2タイプも一般で発売された。
こんな奇跡が起こる時代に生きている自分は、何と幸せ者なのでしょう。
次回はもっととんでもない奇跡が起こりますが…!(VAVA)

<2012/6/10 UP>

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